雨漏り工事実例2014.11.17
2018.10.05

今回選定した工法は、塩ビシート防水の機械固定工法というやり方です。選定理由として、
1.既存が塩ビシートである事
2.S造ALC下地の為下地の挙動が大きいと判断し
た事
3.下地処理が簡単な為、コストダウンにつながる事
以上が主な選定理由です。
この工法で大事な事は、機械固定する為のアンカーの引抜強度を確保出来るかどうかです。
通常ALCは巣穴状になっている為、アンカーは効きません。そのため、アンカーをエポキシ樹脂系接着剤で固定して使用します。
それらを勘案した1箇所辺りの引抜強度設計値は1500Nです。工事に先立ち、この引抜強度試験を平場の4点で実施しました。
- 写真①
- 写真②
- 写真③
- 写真④
写真① 先ずはドリルで穴を開け、専用アンカープラ
グで差し込みます。
写真② アンカーピンをねじ込みます。
写真③ 引抜試験をピンに設置し、ハンドルを回しな
がら引抜します。
写真④ メーター表示で1500N以上になる事を確認
します。(今回は2109Nでした)
今回の現場は各点にて1500Nを超えましたので、問題ななくこの工法を採用できます。